明日も曇り

優等生だった少女時代、2度の離婚、3度の結婚…現在鬱、引きこもりから脱出中のアタシの日常

3月12日 その2

友達から紹介されたコンビニのバイト

今日、面接だった


即採用!


っていうか、よほどの人じゃない限り、最初から雇うつもりだったかんじ


来週の半ばから仕事だ



オーナーが旦那さん、店長が奥さん、でやってる大手のコンビニ


まあ、仕事で接してみて、実際の人となりがわかるのだろうけど、かんじは悪くないかな




その前に、ちょうど通院日が来る

先生にも相談できるし、調子いいから減薬になるといいなー


前よりも続けて眠れる時間も少しずつ増えてきたし




もちろん、オーナーさんには、鬱で通院してることは伝えてないけど




お昼に缶酎ハイかって、一人で乾杯しちゃった






頑張れ、アタシ!

3月12日

彼は基本、日曜休み


アタシは不定休、という設定


やり取りしてから、初めて休みを合わせてみた




昨夜は3時間弱電話


バイク乗りの彼は色々なところへ行っている

アタシの地元は温泉が有名なのだけど、訪れたことがあるという


地理は疎いけど、彼の旅の話は分かりやすく、なかなかの珍道中で楽しい


昨夜は四国道中の話を聞かせてもらった


旅の失敗談

出会った人

食事


香川で食べたうどんが、ものすごく美味しかったって




今朝も電話した

朝話すのは初めて


夜は旦那さんの気配を気にしながら話すけど、朝には仕事でいないから、変な緊張しないで気楽に話せた


「朝からゆめに、おはよー言えて嬉しい」

「いっしょに布団に入りたい」


なんて、甘い会話


彼の住んでるところは、朝からいい天気

バイクで出掛けると言って、ウキウキしていた


「どこいくかな~」


「海にして!写メ送って!」

ってお願いした




寄り道しながら海に到着したのは16時頃


灯台、海岸、海と夕日、何枚か写メを送ってくれた



彼、とっても撮るのが上手



「電話していい?」

ってメール


10分くらい話したかな


海に魅せられたのかな

いつも、けっこうロマンチックな人


電話で話したのは17時頃


帰ると20時近くなるのかな


寄り道が好きな彼


人生も寄り道ばかりしてる


見た目も中身もいい男で、とっても優しいのに、アタシみたいなのと出会わない恋愛をしてるしね




夜中も電話で話すのかなー


そしたら3回だ




大好きな彼の声


彼の声に溶けていく

3月11日

東日本対震災、ご冥福お祈りします




この日は当時の職場で仕事中


アタシはここでリーダー的な存在で働いていた


他人より仕事が早く、正確、残業もバンバンこなして、上司や仲間にも慕われていたような気がする


そんな中、起きた地震


アタシの町も震度7を記録した


怪我人こそでなかったが、職場はメチャクチャ


700キロもある機械が台座から落ちていた




当時住んでいた、新築で建てた家も、壁紙がずれ、引き出しという引き出しは開いていた


玄関のタイルが破損した


突っ張り棒は外れ、ものが散乱




すぐ小学校と保育園、旦那(もと旦那)に連絡


保育園だけ繋がらなかった



職場から帰宅命令が出て、慌てて帰ったが、信号は動いてない


必死な思いで家まで帰った


子供たちは旦那に迎えに行ってもらっていたが、また職場に戻るという


この非常事態に、なんなのこの人は!とかなりイラっとしたのを、覚えている


1年生だった次男は、大事なものをリュックに積め、余震が起きる度

「ママ!どうする?逃げる?」

と、しっかりしたもの


年中だった三男は、地震が起きてることも、ポカーンとしてて呑気




でも、今思えば、この頃がいちばん幸せだったのかもしれない



この地震から約2か月後に、親友が2度目の離婚をした


前の旦那との間に大きな娘が2人


次の旦那との間に幼い息子が2人


息子たちは旦那にやってしまった






そうはなるまい、そう思っていたのに、1年半後に自分がそうなるとは思いもしなかった






ただ、語り合える人、同士のような存在を求めていただけだった




たった1度のデートだった




でも死んでも忘れない

あの日のことと、その彼のことは…