夜中の2時前、旦那さん出勤

送り出して布団に入る

何度も目が覚めるけど

起き出したのは14時過ぎ

アタシの体はなんなんだ？

時間だけは寝ている

横になりすぎてて、体が痛い

寝不足なら肩が張りすぎて辛い

すっかり忘れた

今日は難病の通院日だった

症状がずっと落ち着いてるから、まぁいいか

旦那さん16時に帰宅

今日は早め

17時にお風呂

18時に夕飯

19時には旦那さん就寝

明日寝過ぎてもいいように

早く洗濯して干してしまおう

いつもより頭痛がする

ぼちぼちやるか

今日は旦那さんお休み

週に1回のお休み

いてくれるだけで嬉しい、多分…

旦那さんは転職して2カ月が過ぎ

そしてアタシも退職して2カ月が過ぎる

ホントは2人で頑張るはずだった

だけど現状は専業主婦と言う名のひきこもり

やっていけると思っていたのに

なんてアタシはダメなんだろう

外に出たくないけど

週に1度の買い出しは避けられない

車で15分ほど行くとテレビで取り上げられたこともある激安スーパーがある

先週は行ったけど今日は行く気になれない

人混みと高く陳列された商品が怖い

近くにあるディスカウントスーパーに行く

それでも日曜ともなれば、たくさんのお客さんで賑わっている

お約束のめまいをおこす

以前は恥ずかしかったが、倒れなければ気にしなくなった

予定していたものをさっさと買い家に帰る

旦那さんはお買い物が好き

ホントは激安店に行きたかったのだ

でもアタシを気づかって妥協してくれた

気晴らしにでもなればいいけど

外に出ることは苦痛でしかない

「江の島に行くんだったら楽しくなるかな？」

旦那さんがそう言ってくれたけど、調子よく楽しめるのかな…

江の島は何度行っても飽きない、アタシの大好きな場所

行きたい、でも気持ちが上がらない

しばらくは何処にも遊びに行かないな

夕飯はカルボナーラとサラダ

美味しいって言って、旦那さんは残したアタシの分も食べてくれた

こんなアタシに、いつも旦那さんは感謝してくれる

旦那さんはバツ1

お小遣いもない、ご飯すら満足に食べられない結婚生活を過去に送ってきた

今は少しだけど自由になるお金があって、ご飯が出てくる、それだけで十分だって

「ゆめちゃんはいつも俺のことを思ってくれて優先してくれる。ゆめちゃんはいてくれるだけでいいんだよ」

アタシにはもったいない言葉

明日は1時起き、寝付きのいい旦那さんは早々に布団に入って眠っている

さあ、そろそろ明日のおにぎり作ろうか

夜中の1時、旦那さんが仕事で起きるから

そのまま起きていた

2時頃出勤

そして布団へ…眠れない

なんで？

寝たのか寝てないのか

気が付くと6時を回っていた

こたつの電気代もったいないから

そのまま布団の中で過ごす

日が出てきて洗濯物をベランダに出す

夕べのうちに干しておいたから吊るすだけ

朝から起きてるのは何日ぶりだろう

旦那さんへの後ろめたさが軽く感じる

でも特にやることはない

寝不足すぎて肩がいつも以上に張っている

頭痛に耳なり、めまいも酷い

また布団に入ってウトウト

10時頃目が覚める

お腹はすいてるのに食べたいと思わない

まぁいいか

牛乳だけ飲んで一服

午後は久しぶりに友達から電話

SNSで知り合った同い年の女の子

リア友にもなった

彼女は追い詰められていた

自分の置かれている状況を打破できないでいた

話してるうちに電話の向こうで泣いていた

アタシは彼女の状況が分かっていたから

静かに話を聞いた

彼女はアタシの鏡のような存在

性格は違うけど気持ちが手に取るように分かる

背中を押してもらいたかったのかもしれない

罪悪感を軽くしたかったのかもしれない

その背中を軽く押してあげた

泣いて吐いて彼女は楽になれたのだろうか？

アタシの言葉のチョイスは

間違ってなかっただろうか？

2時間ほど話して電話を終わりにした

人それぞれの考え方

正解も不正解もない

それを正そうとすることが

相手の我慢になるかもしれない

アタシは自分に問うように彼女に言った

「自分の考え方が自分にとっていちばん正しい」

あくまで、もがき苦しんだことが前提

長電話をしたのはいつぶりだろう？

たくさん話したのはいつのことだっただろう？

旦那さんとも口数が減っている

話す話題がない

それほど頭が回転していないのだろう

日が暮れる前に旦那さんが帰ってきた

今、こたつに埋もれて眠っている

夜中出勤だから寝かせておいてあげよう

夕飯作らなくちゃ…