明日も曇り

優等生だった少女時代、2度の離婚、3度の結婚…現在鬱、引きこもりから脱出中のアタシの日常

3月10日 その2

夜中の3時半


いつもの友達に呼び出しされた


「ゆめ、○○にいるから、すぐ来い!」



えー!何でこの時間よ!


「旦那はもう出勤したんやろ?すぐ来いよ!」


もうー!せっかく眠ってたのにー


旦那さん送り出してまだ2時間もたってないのに


まあ、朝居眠りだったからいっか


すぐ着替えて

化粧はいいや

自転車で5分





「ゆめ、見ろや!ケータイ買い換えたぞ」


GALAXYを頼んであったのは知ってた


アタシと旦那さんもGALAXY


使ってなかったケータイカバー、この前この人にあげたばかり


「ゆめー、ありがとなー!ぴったりやー」


当たり前や!



ってか、ケータイ見せたかっただけで、こんな時間に呼び出したのか?


まーいっか


「ゆめ、お前、旦那と時間帯違う生活で大丈夫なんか?」


なにかと心配してくれる


(はい、大丈夫です。彼が相手してくれるから)


何て言えません



サワーとナッツ御馳走になった

カラオケも歌っちゃった




お腹すいたから松屋に移動


納豆定食

これも御馳走になっちゃった






午後、いつもの仕出し屋さんから電話


「友達がお見えになってるわよー」


あははは


夜中も会ったのに、またか


少ししゃべって、タバコ買ってバイバイ






迷惑な奴

でもいろいろと有り難いやつ


大切な友達

3月10日

昨夜も約2時間、彼と電話した

毎日話してるから、新しい話はとくにない

でもお互い繋がっていたい

それだけは確か




彼は実現しないことをよく言う


すぐ照れてしまうアタシは、ニコニコしすぎで、頬が痛くなる

「じゃあ、ゆめのほっぺを舐めんといかんな」


ペディキュアの写メを送ったときも

「足舐めるー」


唇がカサカサでリップを塗りながら話していると

「キスせんとあかんな」


半分以上、本気な発言だって分かってる


でもアタシはそれを妄想することしかできない




昨夜は

「好きだよ」

と、すごく甘い声で言われて


何故か泣いてしまった


「ゆめにはいつも笑顔でいてもらいたのに、ごめんな」


「そばにいないから、何か言うことしかできん」


「何て言ってあげたらいいのかな」


「そばにいたら、涙を拭いてあげたい」


そんな言葉で、また泣いてしまった








今朝夢を見た


彼が前に送ってくれた海岸の写メ

その海岸でドキドキしながら手を繋いで歩くの


ふいに

「ねぇ」

と彼に呼び止められて、足を止めると

頬にキスされた




お昼にやり取りしたときに、その事を言った


「後は実行するのみ」


そう言われちゃった





彼は、きっといつかアタシに会おうともがくのだろう



それはあり得ないこと


嘘のアタシに恋してる彼


とっても愛しい







ずっとこのままで…

3月9日

用事が終わって帰ってくる彼を、どうしても待ってしまう

声が聞きたくて

もう習慣病

声を聞かないと1日が終わらない感じ


彼の用が終わるのは4月半ばまで

1日おきに、夜その事で出掛けている


じゃあ、その用が終わったら?


それまでには、もう少し馴れ合って、電話の頻度も減るのかな


それとも終わってるのかな?


ずーっと、1日中、彼のことばかり考えてる

(ちと、大袈裟か)


朝、昼、晩、メールのやり取り

夜は電話


彼はアタシに染まってくって

溶けていくって


アタシも彼に染まっていく

その声に溶けていく


『好きだよ』


その言葉に軽いめまい








疑似恋愛してるひといますか?

どんな思いをしていますか?


リアルな自分より

バーチャルな自分がいっぱい


でも、それが逆転することはない


このままがいい

居心地がいい





今晩、もう少ししたら、またアタシは彼の声に溶けていく…